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2025/04/29 20:47 |
人の中で生きる
「名前とは、人が聞いて一番心地よいと思う響きを持った言葉であることを忘れてはならない。」デール・カーネギー


この言葉は、単に、社会で成功する秘訣を教えようとしているものかもしれません。

人は誰だって、名前を覚えてもらったらうれしいもの。名前を呼ばれた瞬間、少なくともその一瞬は、人は自分を必要としてくれているのだと感じるのだと思います。そういう無意識の心の動きが、人間関係をスムーズにするのに一役かっているのかもしれません。

相手の名前を呼んであげることで、相手に「自分はこの人にとって必要な人間なんだ」と思ってもらうんです。人は自分を必要としてくれる人には大なり小なり尽くそうとするかもしれません。人は一人では弱いから、自分の存在している意味を見出そうとする。それは生きているというのと同じ意味かもしれない。だから、誰かに必要とされれば、そこに自分が生きる意味がそのひと時みつかる。人は安心するんでしょう。それが無意識の元で行われているにしても。

しかし、そういうことは、誠意をもって相手に接することによってはじめて見られるのだと、カーネギーは言っています。



また、カーネギーの言葉は、「人とは結局のところ、利己的なんだ」ということを含んでいるように思われます。

人はだれでも、自分を必要としている人を、自分の話を1分でもいいから聞いてくれる人を、自分の話の半分にでもいいから賛成してくれる人を、探しているんだと思います。ミクシーなんて、そのいい例です。笑

人は、自分を見て欲しいんです。常にそう欲している。だから、自分を見てくれる人とは仲良くやろうとする。そうでない人とは仲良くしようとしない?自分の話を聞いてくれない人に好感がもてますか?

「あいつは自分の考えばかり言って人の話を聞かない」と不満を言うのは、つまり、「俺のありがたい話を聞け」、と言っているのと同じかもしれません。そういう発言から、その人の利己的な部分を実は見ることができるのだと思います。

しかし、人はそういうものだと思います。別に汚いことではないと。でも、誰にでもわかることがあります。それは、自分の話を聞いて欲しいのは、みんな一緒だということ。もし、自分の話を聞いてもらいたいのなら、相手の話を先に聞いてあげたらいいじゃないか、ということです。それでうまくいくのなら、数分間、自分の話を切り出すのが遅くなっても、我慢すべきではないでしょうか。

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2007/06/15 08:34 | Comments(0) | TrackBack() | the second act

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