人の体というのは本当に「よく」できている。材料のほとんどはただのたんぱく質だが、それらが一つ一つ形をもっており、動く。そのため、機能を持っている。その機能が複雑に絡み合っているのかどうなのかは知らないが、「人」という大きな分子の集合体をつくっている。その「人」にたいしてなんらかの外界からのアプローチがあったときには、それに対してある程度決まった反応をするようにできている。
たとえば、アルコールは体内でアセトアルデヒドに分解され、アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に分解される。最終的には水と二酸化炭素とに分解され体外に排出されるらしいが、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きが弱く、なおかつ代謝能力以上のアルコールを摂取すると、、頭痛、嘔吐感、喉の渇き、胸のむかつき、体の震え、アルコール性胃炎による悪心などの自覚症状が現れる。
これは、いわゆる二日酔いと呼ばれ、アセトアルデヒドの毒性のために起こる症状であると考えられているが、最近の研究ではアセトアルデヒドの血中濃度が下がったあとに二日酔いが起こるとから、原因はアセトアルデヒドではなく、アルコールがある種の神経細胞に作用することで血中のカテコールアミンという物質が増加するためではないかという見方もある。
対処法は、肉体的には脱水症状を起こしている為、大量に水分をとることと、肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であるため、糖分をとることも有効である。
「なるほど…」
ユウスケはおもむろに起き上がり、とりあえず水分をとるために台所へ這っていった。
いつも思う。こんなになる前に飲むのをやめておくんだった…と。久しぶりに飲んだからどこまでがリミットかという感覚を忘れていたのかも…と自分自身に言い訳をしてみるが、この地獄から逃れられるわけではなかった。むしろ虚しさが増してくる。
「これが、形而上学的二日酔いというやつか…」
そう何やらつぶやくと、ユウスケは台所で力尽きた。。
日本の女性について、書く。どころじゃない…。
だから、水分と糖分を一緒に摂れるのでスポーツドリンクが良いらしいよ。
でも間違ってアルコール飲みながらスポーツドリンク飲まないようにね!いや、むしろ挑戦するのもアリだと思うけどね!